「邪神の弁当屋さん 著 : イシコ」一巻 感想
「邪神の弁当屋さん」一巻を読みました。かねてから気になっていた作品です。読めてよかった。
神に謹慎処分を言い渡され、人間 (レイニー) として生きる元邪神 (ソランジュ)。一日一善をモットーとする弁当屋のレイニーと北の国の人々との交流を描く。そんなお話。
キャラクターが皆良いのですけどレイニーが特に好きです。張り付いたようなほとんど変化しない笑顔の中に色んな表情が見える。ずっと笑顔なのは人間ではないから人間の真似をするためにずっと作り笑いをしているのでしょうか。人間に対して複雑な感情を持っている様子の彼女が「神っぽいな」と感じる場面もあれば、妙に人間臭さを感じる場面もある。卵焼きを褒められたシーン、喜んでるみたいで可愛らしい。丁寧さと奔放さが混ざり合っていい味出てるなぁとしみじみします。
そんで連れてるニワトリ (?) の「チュンちゃん」が可愛いですね。この子の形のスツールが欲しくなる。座りたい。
レイニーや北の国の人たちの過去に何があったか。細々と全てが語られるわけではないんだけど「そういうことかな」とほんのり分かる。考えたくなる。そういう風に作られているのだと思います。語り口が良くてキャラクターたちの心模様がじんわりと染み入ります。
もう完結してしまった作品の様なんですが、これは最後まで読みたいです。
あと絵が素敵。グッズが欲しい。ちょっと探してみましょうかね。
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